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「JJUG CCC 2016 Spring」へ行ってきた

セミナー参加レポート

「JJUG CCC 2016 Spring」へ行ってきたので
参加報告を(初めて)書きます。

GH-1 Type Annotation for Static Program Analysis

まとめ

  • Java7までは宣言にしかアノテーションを書けなかったが、Java8以降では型の使用に対してもアノテーションを書けるようになり、振る舞いもチェックできるようになった。
  • これまでのFindBugsではパターンマッチングしているだけなので、振る舞いに対してはチェックできない。しかし、Java8以降であれば振る舞いに対してもチェックできるようになっている。
  • 例えば、CheckerFrameworkの@Nullable等。

所感

  • とっつきにくい話もわかりやすくまとめる桜庭さんのすごみを感じた。
  • アノテーションの幅が広がって何かに使えそうだけれど、それを研究する余裕が無い。いつかやる。

F-2 Thymeleaf 3 を使ってみよう!

まとめ

  • Thymeleaf3が5/8にリリースされた。
  • Full HTML5対応により、閉じタグを完璧にしなくもOKになった。
    (brの閉じタグなしは2ではエラー。)
  • テキストモードにより、タグより簡素に書ける場面が増える。
  • 大幅な内部リファクタリングによりパフォーマンス改善。
  • 5/21現在ではThymeleaf3がspring-bootに対応していないので、少々設定が必要。
  • 大きな新機能はないので特殊な機能を使っていない限り、2->3はほぼ問題ない。

所感

  • スピーカーの椎葉さんは、Thymeleafの日本語訳も書かれたかただったのは知らなかった。
    よく使っています。感謝します。
  • 3以外にもThymeleafの大まかな説明をしてもらい、なんとなく使っている部分やはき違えていた部分もあったので自信が持ててよかった。
  • 6月になったらSpring-boot1.4と共にThymeleaf3に行くしかない。

E-4 テストゼロからイチへ進むための戦略と戦術

まとめ

  • いきなり完璧にしようとせず、チームの立ち位置と着地点を確認する。
  • テストを手動でやろうが自動でやろうが綺麗に表示を確認できるデータは必要なのだから、かならず用意する。
  • テスト自動化以外でも使えるツールを使う。
  • 便利なプラグインを導入する。
  • カバレッジは7割ぐらいを目指す。ただ重要なのは増減の推移。
  • 絶対防衛ラインだけSelenumuにするなども考える。
  • テスト以前に環境構築の簡素化は必要。

所感

  • 要点を押さえて話してくださるのでとても聞きやすかった。
  • テスト自動化と開発環境の簡素化は近いところにあるという考え方が勉強になった。 テスト自動化以前に開発環境簡素化を進めておいて、テスト自動化を徐々すすめるアプローチもありかも。

GH-5 Spring Framework/Bootの最新情報とPivotalが進めるクラウドネイティブなアプローチ

まとめ

  • spring-boot1.4
    • 2016年6月予定。
    • テスト向け機能が改善。
  • Spring Framework 4.3
    • 目新しいモノよりも改善が多い。
    • @autowiredなしでのインジェクションが可能になる。
    • GetMappingや@sessionAttribute等が追加。
  • Spring5
    • JDK9対応。
    • Reactive関連が追加される予定。

所感

  • 「はじめてのSpring Boot」を書かれた槙さんの発表。pivotalに行かれたのか。
  • @autowiredがいらなくなるのは、とてもうれしい。リリースが待ち遠しい。

E-6 大規模映像配信サービスのJava8による全面リニューアルの裏側

まとめ

  • U-NEXTがPHP→Javaへリニューアルした。
  • DBFluteを中心としていった。

所感

  • SQLの個人差を嫌ってDBFluteを選んだみたいだけど、DBFluteへ強く依存している気がする。
  • DBFluteのコミッターの人が色々対応していたみたいな話をしていたが、その人が飽きたり、病気になったり、うまく次の世代へ引き継げなかったりしたらどうするのだろう。
  • そんなこと考え出すとSQLが一番長生きしていて安全なのか。しかしあの規模感のシステムでSQLを書きたくない気持ちもわかる。

AB-7 若者にJavaの好きなところ嫌いなところきいてみた

まとめ

  • 静的型付けが強力。
  • public static final など冗長なものも多い。
  • JVMとライブラリの恩恵が大きい。
  • コミュニティが多数で大規模。
  • VIMで使いにくい。
  • GCがあるのでリアルタイム処理は難しい。
  • かっこいいGUIがない。
  • 歴史が長すぎて覚えることが多いし、バージョンの積み重ねによる経緯がわからない。
  • 選択肢が多すぎるが故に決定が難しい。(フレームワークの選定など)
  • くそコードが多い。くそコードしか知らずに(それが正しいと思って)育ってしまう。

所感

  • 私は若者側ではないので参考になった。
  • 聴衆に聞くのはよいが、そんな場合はスライドを前日でもいいので公開していただけると答えやすいと思う。その場で考えをまとめて発言できる反射神経の良さもっている人は限られる。
  • その場では答えられなかったので、回答を考えてみた。
    • 「くそコードしか知らずに育ってしまう」件については、そのことに対する問題意識があれば救える可能性があるが、ない場合は救えない。
    • 問題意識がある場合は他の人のコードをたくさん見ることをお勧めする。その中でこれはいい、あちらはよくないがわかってくる。その中でいいと思った書き方を真似ればいい。「リファクタリング」や「リーダブルコード」のコードの書き方の本もお勧め。組織にくそコード改善が期待できなければ転職を考える。
    • 問題意識がない場合は気づいてもらうしかない。例えば日本が鎖国を続けて下駄しか知らないということになると、下駄で何が悪いということになる。シューズ(靴)を知って、初めて下駄が履きにくいということになる。閉じた世界ではくそコードもくそコードで何が悪いということになるので救えない。シューズの存在を知り、下駄は履きにくいと考え出すまでは救うことができない。
      くそコードを書いている組織やエンジニアは効率が悪いから淘汰されそうな気がするが、必ずしもそうはならない。結局は自ら問題意識をもって改善していくしかない。(他力を期待しても他人がやってこないこともある)

全体の感想

  • 休み時間が増えてよかった。
  • アンケートとセッション案内の紙を分けてほしい。
    セッション案内の紙を持って返りたい。
  • 時間が被らなければ参加したかったセッションは多かったので、
    ラインナップが充実していると思う。
  • ただ見られなかったものも多いので、いずれはビデオに撮って配信もしていただけると最高。

最後に発表者とスタッフの皆さんに感謝します。
ここ毎回着実にレベルアップや改善がされていると思います。
今後も期待しています。

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